『 末那識(まなしき)☆ 深層にある自己執着心 』

スターエンジェル

2017年07月12日 19:45



仏教の唯識(ゆいしき)思想では、表層心である [ 眼識(げんしき)・耳識(にしき)・鼻識(びしき)・舌識(ぜつしき)・身識(しんしき)・意識 ] の“五感と意識“より深いところに、深層心の末那識(まなしき)があると考えられています。






“末那“という言葉は、サンスクリット語の「マナス」の音写で「思い量る」という意味があります。


何を思い量るのでしょうか。 それは自分のことを思い量るのであり、自分を中心として思い量るのです。


末那識は、自分に執着する心と言えます。


そして、この心は、無意識的に24時間いつでも働いていると考えられていますので、眠っている時でも働いているということですね。


末那識というのは、自分にとらわれる“我執(がしつ)”の心ですから、他者を認めたがらず、私たちの視野や思考を偏ったものにしてしまいます。


自分という“枠組み“が、頑強に固定されていると言うこともできるでしょう。


そして、たとえ“善き心“を起こした時でさえも、末那識が働いていると考えられています。


それはつまり、自分へのとらわれ・こだわりから、“善き行いをする”ということですね。


また、どんなに心穏やかにして、自我へのとらわれを無くそうと思っても、しつこく顔を出してくるのが末那識と言えます。


さほどに私たちの心深くに浸透していて、なかなか自覚できないのが末那識(まなしき)ですね。


しかし私たちは自分の行動において、自分自身へのこだわりに気づくことができれば、そこで末那識が働いていることを推測することはできるでしょう。


表層心の六識(眼・耳・鼻・舌・身・意)の働きを静かにし、呼吸に集中することにより、末那識の働きに気づきやすくなると言われています。










2017/07/16

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