『本妙寺 ☆ 清正公が眠る寺院』

スターエンジェル

2019年02月16日 22:52

熊本市に本妙寺(ほんみょうじ)という日蓮宗のお寺があります。

こちらの寺院は、もともと戦国武将の加藤清正公の父君である清忠公の菩提のため大阪に建立されました。

その後清正公が肥後の国に入られた際、熊本城内に移されたそうです。

清正公が亡くなられた後、お墓である御廟所(ごびょうしょ)が現在の地に造られました。

その後城内の本妙寺が焼失したことを機に、御廟所のある地に寺院も再建されることになりました。




長い参道が続き、奥の右手に本妙寺大本堂があります。







立派なお堂ですね。

境内には供養塔がいくつも祀られていますが、その中に「寛政の津波供養塔」がありました。



寛政4年(1792年)に長崎の雲仙の普賢岳(ふげんだけ)の噴火が起き、大小の地震がそれに続き、ついには雲仙火山に連なる眉山(まゆやま)が崩壊したことによる津波が、島原のみならず、なんと島原と海を隔てた熊本まで及び、多数の犠牲者が出ました。

日本の歴史の中で最大の火山災害と言われています(島原大変)。

その時の供養塔が熊本にもたくさん残されていると言われていますが、その一つが本妙寺にもあるわけですね。

犠牲者の冥福をお祈りしました。




大本堂と参道を挟んで「法皇閣(ほうおうかく)」があり、そこには素晴らしいお釈迦様のお像が祀られています。

とっても素敵な仏像です☆



それから階段が続きますが、狛犬ならぬ狛虎⁉が迎えてくれますよ




ところで、平成28年4月に起きた熊本地震の爪痕がいたるところに見られました。





震災からの復興というのは、ほんとに時間がかかります。

貴族や大名などの有力者がいた時代であれば、災害による再建がトップダウンで行われたのでしょうが、現代では神社仏閣などの宗教施設を復興するというのは大変なことです。


階段を上るとそこは加藤清正公の御廟所になります。




熊本では清正公のことを尊敬と親しみの気持ちをもって、「清正公さん(せいしょこさん)」と呼んでいます。

熊本の誇りである熊本城の築城をはじめ、河川等の土木工事に長けていた清正公は、肥後のために尽くしてくれた武将として尊敬されています。

清正公の御霊に、熊本の物心両面の復興、そして熊本の名刹である本妙寺の復興をお祈りいたしました。



御廟所からさらに300段ばかり階段を上がると、清正公の立派な銅像を仰ぐことができます。






作者は長崎の平和祈念像で有名な彫刻家・北村西望です。

高台になりますので、眼下に熊本市の中心地を望むことができます。






中央左に熊本城が見えますが、その右に見える横に広いビルは熊本市役所です。

静かに佇むお堂や御廟所、そして清正公の大きな銅像☆

また訪れてみたいと思います








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