『 夏越の大祓 』

スターエンジェル

2016年07月22日 19:51

こんばんは(*^_^*)
いよいよ暑さが厳しくなってきましたね。
さて、熊本市の十禅寺にある日吉神社で行われた『夏越の大祓(なごしのおおはらえ)』に参加してきました。
『茅の輪くぐり(ちのわくぐり)』という方がよく知られているかもしれません。
大きな輪を左回り→右回り→左回りと3度くぐって今年の上半期半年に知らず知らずに身に付いてしまった穢れを払い落とす神事です。




茅(ち・かや)は草冠に矛(ほこ)と書きます。
矛は、長い棒の先に両刃の剣が付いている戦の道具です。
茅の一種であるチガヤは芽の先端が鋭くとがっているそうですが、そのまるで矛のようなするどい先端が、茅の輪をくぐる私たちの穢れを取り払ってくれるわけですね。
3度くぐった後にまた輪をくぐってしまうと、せっかく払われた穢れをくっつけてしまうことになりますので、ご用心を(^_-)


それから映画「陰陽師」にも出てきますが、人形(ひとがた)というものがあります。
人の形をした紙ですが、それに名前と年齢を書き、それで体をなでて息を吹きかけることで人形に穢れを移して、身代わりとして神社に納めるということもしました。
まさにカルマ解放の儀式ですね☆


夏越の大祓は6月の晦日(みそか 30日)に行うのが恒例のようですが、ちょうど田植えの時期に当たることもあり、7月になってから行う地域もあるようです。
大祓は実は夏だけではなく、12月の大晦日にも行って、一年の下半期の穢れを払い新たな年が幸福になるよう祈ることを昔から行っていたんですね。
しかし現代では夏越の大祓の方がよく行われているようです。


神官の方々による祝詞奏上はじめ神事が行われた後、参加者には小さな茅の輪が配布されました。
この茅の輪を玄関先に吊るしてこれから半年間の厄除けとするんですね。
考えてみれば、年末にしめ縄を飾りますが、これは歳の神様の拠り所であると共に新年における厄除けの意味もあるのではないかと思いました。
日本人は節目ごとに穢れを払い、幸福を祈ることを続けてきたんだあと改めて感じ入りました。


今日も読んでくださいましてありがとうございます(^.^)
素敵な夏をお過ごしください☆







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