天秤座のエネルギーについてお話ししたいと思います。
天秤座は乙女座とさそり座の間に位置します。
3000年前には秋分点がこの星座にあったので、昼夜の長さを等しく計る天秤だったとも言われています。 現在の秋分点は乙女座に移っています。
天秤座はその名前からもバランスや公平ということについて私たちに考えさせる星座です。
ギリシア神話では、
正義と天文の女神アストライアーが持っている「正義を計る天秤」だとされています。
そしてその女神アストライアーは隣の星座であるおとめ座であるという話も残っています。
かつて地上が素晴らしく調和がとれ、美しく輝いていた時代があり、その時代は黄金時代と呼ばれています。
人間、動物や植物、精霊や神々など肉体をもたないスピリットがみな楽しく心豊かに暮らしていました。
レムリアやアトランティスにも黄金時代があったといわれていますね☆
しかし人間は神やスピリットから次第に離れていき、自分の肉体や欲望を守り、追求するようになりました。
人々が争うようになり、神々はあきれて天界に戻っていきました。
ですが正義の女神アストライアーは下界にとどまり、正義と平和を諭し続けました。
まるで観音様のようですね♪
観音様は菩薩界から如来界に昇ることができるのに、あえて菩薩界に残られ、私たち人間の叫び声を聴き救済に駆けつけてくださるといわれていますね☆
マリア様や大天使ミカエルも、地上の魂すべてが光のもとへ還るまで私たちをサポートして下さいます。
日本の観音様と女神アストライアーの伝説の違うところは、アストライアーが「この世に黄金時代が戻るまで私は帰ってこない」と言い残して天界に戻っていったというところですね。
天秤は善悪を図るものですが、悪の方へバランスが偏り過ぎてしまったのでしょう。
ことわざにあるように、獅子がわが子をあえて千尋の谷に突き落とすという教えかもしれませんね(^_^.)
しかし今は人類が待ちに待ったグレートシフトの時期を迎えています。
正義の女神アストライアーが戻ってきてくれているのではないかな~と、希望的観測を抱いています(*^_^*)
天秤座の星には、さそり座からきた名前がついています。
これはかつて、この星座がさそり座のはさみの部分として考えられていたためです。
γ(ガンマ)星とδ(デルタ)星はてんびんの皿にあたります。
天秤座のα(アルファ)星は、ズベン・エル・ゲヌビ(Zubenelgenubi)と呼ばれ、「南の爪」を意味します。
β(ベータ)星のズベン・エス・シェマリ(Zubeneschamali)は、「北の爪」を意味し、天秤座で最も明るい恒星です。
「爪」というのは、さそりのはさみの爪ということですね☆
この両方の星も占星術では
社会正義に貢献すること、不正を正すことに取り組むエネルギーを与えると言われています。
南の爪のズベン・エルゲ・ヌビの方が、より邁進するともいいますが、いずれにせよこの星の影響が強い方は、世の中のために何かをしたいという思いが強いでしょう。
実践の形としては、社会活動家、法律や制度など政治に取り組むこと、革命家、新しい意識を広め伝えること、社会の弱い立場にある人々へのサポート、地球環境問題に関わること...何も大きなことでなくとも、差別した見方をしないように気をつけたり、通りを掃除したり、お花を植えたりすることも、黄金時代の復活のための重要な一助となっていると思います。
てんびん座のエネルギーが強い方、例えば太陽や月、日食星座・月食星座、ドラゴンヘッドなどが天秤座にある方は影響力が強いでしょう。
てんびん座は
”バランス” ”公平” ”正義” ”調和” のエネルギーを降り注いでくれます。
てんびん座のエネルギーをポジティブに使うならば、”他人のニーズを知り、自分の意見や経験を分かち合う”あなたが顕現されるでしょう。
またネガティブに使うならば、”自分の意見を抑えて人に合わせたり、反対に自分の意思を強引に通す”あなたの姿が現れるかもしれません。
善悪の判断で、例えば人をばっさりと切るといったことに天秤を使うのはうらみを残す可能性があります。
善も悪も、損も得もあるという、この二元性が地上の世界の特徴ですが、天秤を人や自分の価値判断の道具として用いるよりも、自分の感情と思考や、男性性と女性性、物質世界と精神世界、仮面をつけた自分と本当の自分、などについて見つめる道具として用いていくと、驚くほどに素晴らしいことになるでしょう。
てんびん座の影響の強い方は、最終決断を下すというギリギリの時にこそ、信頼できる人の意見をきいてみることで、全体の調和を図ることができるでしょう。
そして一旦決意したら、物事を成し遂げるためにアドレナリンが湧いてくるでしょう。
正義は
価値の交換を意味します。
自分の存在価値、才能を安売りする必要はありません。
そして同時に、人の存在価値や才能を過小評価する必要もないわけですね。
それはまた人間だけに限ったことではありません。
例えば私たちは商品を値切ったり安く買えることに喜びを感じやすいですが、その商品の価値を認めて正当と思える料金(値札より高い)を払うということはなかなかしませんね。
しかしそれをしてもいいわけです。
ひとり一人の、”価値の値踏み・価値交換の感覚”について、てんびん座のエネルギーは見つめるチャンスを与えてくれます。
また与えることと受け取ることのバランスがとれていることが大切ですね。
宇宙は無限の豊かさを私たちに与えています。
自分が豊かになることは素晴らしいことですね☆
しかし自分だけで終わらずに、人へも豊かさを分けていけばみんなで
共存共栄していくことができます。
ものやお金などの物質的な豊かさ、チャンス、さまざまな才能、労力、愛情を贈るetc…を全体のために活用していくことは、大いなる光の仕事となるでしょう。
てんびん座の180度反対はおひつじ座です。
自分という唯一個の存在を認めること(おひつじ座)と、他者もまたひとり一人、唯一個の存在であるということを認めて接していくこと(てんびん座)の両方が大切となってきます。
自分と他者と天秤にかけてバランスがとれるように共に発展できるよう行動していくことが、てんびん座の方にとって、日々起きる問題を解決するためのヒントになるかもしれませんね(^_-)-☆
てんびん座のエネルギーの強い方が、怒ったりする時は、ご自身の中でかなりバランスが崩れている時ということが言えるでしょう。
対立した構造の中で苦悩したり、人の望みにできる限り応えようと頑張り過ぎたり、また人に悪く思われないようにと気を遣いすぎることで、ストレスをため過ぎないように気を付けることが重要だと思います。
てんびん座の方は美的センスも素晴らしいものをお持ちです。
地上の世界に調和をもたらすのが、てんびん座のエネルギーです (*^_^*)
2017/08/20
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