火星(Mars)の占星術的な意味とは?

スターエンジェル

2024年02月15日 22:07

火星が私たちにどのようなサポートをしてくれているのかを見ていきましょう❕





天体としての特徴

赤い星である火星(Mars)の直径は地球の約半分で、火星が自転する周期は地球よりちょっと長い(24時間37分)なんですねー!

表面の岩石や砂が赤さびを多く含んでいるので、火星は赤く見えるんですね。

そして火星にも季節が存在します☆

太陽系としてみてみると、火星は地球と木星の間に位置していますね。




火星の神様

火星はローマ神話の軍神マルスであり、さらに農業・牧畜の神様ともいわれています。

国の守護神ですね!

占星術で使う火星のマーク(♂)は、軍神マルスの持つ盾と槍の形から生まれたと言われています。

勇ましい惑星ですから、火星のマークは男性を象徴するマークとしても使われていますね。







火星の占星術的特徴

火星は行動力や情熱というエネルギーを私たちに与えてくれます。

そして火星は私たちの長所と野心を認識することを教えてくれます。

火星は私たちの衝動的な性格を司りますが、その衝動的な力を注ぐための目的や目標を持つようにと教えてくれます。

私たちの競争本能や衝動的な性格、内なる強さを通して、火星は私たちが勝利して目標を達成する力を持っていることを教えてくれます。

火星は私たちが人生で成し遂げたいことが何であれ、前進するための強さと規律・意志の強さを与えてくれる重要なサポーターです。

規律と強さというのはまるで軍隊のようですが、マルスは軍神ですから納得ですね

火星の力を借りて、情熱的な方法で自信をもってエゴをコントロールすることで、大きな成功を手にすることができます!

私たちが望む人生を火星と共に創造していきましょう





支配星について

ところで、占星術では天体が星座を支配するという言い方をしますが、火星は牡羊座( ♈ )の支配星なんですね。

太陽や月が牡羊座にある方、あるいは牡羊座に星が3つ以上ある方は火星とのつながりも強いですから、重要な星となりますね。





逆行について

火星にも逆行という現象が、約2年に1度起きます。

逆行とは、地球から観た他の天体がまるで後退しているかのように見える現象です。

地球と他の天体との位置関係によって起きるものです。

火星が逆行している期間に生まれた方は、出生ホロスコープの中の火星(♂)が逆行ということになります。

逆行期間の天体は、そのエネルギーが内向きに働きやすいと言えます。

火星は長所や野心を気づかせてくれる星ですが、その火星が逆行しているということは、長所や野心に気付き、それらを表現することが苦手であったり、躊躇(ちゅうちょ)したりするかもしれません。

ですが、誰もが火星の素晴らしい力を持って生まれてきていますので、たとえ火星が逆行している場合でも、自分の中の強さや規律、目的、長所などの発見を進めていくことで、対外的に長所も野心も表現していくことができます☆





火星の位置するハウスや星座が重要!

ところで、占星術には「ハウス」という考え方があります。

ホロスコープを12の領域に分けて星を読んでいくわけですが、この領域がハウスになりますので、ホロスコープは12のハウスで区切られることになります。

各領域には仕事や人間関係、家庭等様々な内容が盛り込まれます。

ご自分の出生ホロスコープをお持ちの方は、火星がどのハウスに位置するかを確認されるといいですね。

例えば10ハウスに位置するならば、仕事や社会的活動、多くの人との交流などに情熱とエネルギーを注ぐことで成功することができます。

そういう星回りの方が、もし自分は人との付き合いや仕事することが苦手だなあと感じていることがあったとしても、10ハウス火星ですから実は活躍できるんですねー❕


何らかの要素が10ハウスの火星の勢いを弱めているのかもしれませんが、自身のホロスコープを観られて、その力を自覚することが火星を活性化することにつながります。



また、火星が乙女座にある方の場合は、純粋で優しく、愛の存在であることにエネルギーを注ぐでしょう。

さらに知性も豊かで鋭い観察力を持ちます。

人々や自然、動植物をサポートすることに心惹かれるかもしれません。



出生ホロスコープの火星が10ハウスにあり、星座が乙女座ならば、人や自然を支援する仕事に従事する可能性がありますね♫

もちろん分析力も活用されます。

例えば教師や保育など人を育てる仕事、ヒーラー、福祉、宗教者、環境保護等の仕事も考えられるでしょう。

奉仕の精神をもって愛と叡智と共に臨まれるでしょう。





実際の例





ヨハネ・パウロ2世(26年間在位したローマ教皇)





ヨハネ・パウロ2世の火星(♂)は他の天体と主要な角度(0度・60度・90度・120度・180度)で結ばれていない状態です(これをノーアスペクトと言います)。

ノーアスペクトの天体は他の天体とのつながりが弱い分、他の天体からのサポートが得られにくいと言えます。

そのためノーアスペクトの天体は、自分で頑張る必要があります。

ヨハネ・パウロ2世の火星はノーアスペクトですので、火星の特徴、力というものを自分で大いに発揮していかなければならないんですね。

ヨハネ・パウロ2世は世界中を100か国以上訪問され、「空飛ぶ教皇」と呼ばれましたが、火星の行動力が大いに発揮されたと例と言えるでしょう!

ヨハネ・パウロ2世の火星は逆行をしています。

逆行の天体は、外に向けてその天体の特徴や力を発揮するために、意識的に動いていかなければならないというところがありますが、精力的に活動されたヨハネ・パウロ2世においては、逆行を吹き飛ばすほどの情熱と行動力があったと思われます。

世界の平和への願いや他宗教との交流、ガリレオ・ガリレイの地動説裁判等の歴史的なことについての謝罪など、ご自身の真実のために行動しなければならない強い思いがあったのでしょう。

また、火星は天秤座にありますが、人との交流や平和で公平な社会を作ることを天秤座のエネルギーが助けてくれたと思います。





まとめ

私たちは、火星のエネルギーを争いや怒りという形で衝動的に使ってしまうこともあります。

自分がどのように火星の力を使って、周りに発しているのか、これを改めて考えてみることは役に立つことだと思います。

破壊的な戦士のエネルギーを発するのか、あるいは光の戦士のエネルギーを発するのか、それは私たち1人1人にゆだねられています。

火星の情熱、そして行動力というものは、人生にとって欠かせないものです。

火星と共にご自身の情熱の炎を燃え上がらせ、実際に行動を起こしていくことは、きっと宇宙が喜んでくれるでしょう☆彡






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星からお客様に贈られるメッセージをお伝えしますホロスコープは、神社のご神体の鏡と同じように、お客様ご自身の鏡です。魂の本質や才能・美徳・得意な領域などを再確認して、ご自身の素晴らしさを改めて見つめて頂きたいと思っています。ホロスコープからはいろいろなカルマがみえてきます。今生で…


占星術師は古来、哲学者であり、ヒーラーであり、天の通訳でした。基本的な占星術の知識の理解と、実際にご自分のホロスコープ等を使って、総合的に星を読む実践を積んでいきます☆マンツーマンでレッスンを行っていきますので、お客様のペースに合わせて進めていくことができます。【Part 1】天体・星座…


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