『土星(Saturn)☆ 友愛の環(わ)』

スターエンジェル

2020年02月16日 18:57


〔特徴〕

土星は、太陽系の中心に位置する太陽から数えると、水星⇒金星⇒地球⇒火星⇒木星⇒土星というふうに6番目の惑星になります。

木星が太陽の周りを1周するのには約12年かかりますが、土星の場合は約30年かかります。

土星本体の直径は地球の約9倍あり、太陽系では木星に次いで2番目に大きな惑星です。





特徴的なのは、土星の環(わ)ですね☆

環の材料は氷ですから、まるで広大なアイスリンクが土星を囲んでいるかのようです。

さらに面白いのは、土星の北極に不思議な六角形の雲の渦があることです。

この渦は土星の自転と同調して回っているので、形が崩れずに六角形のままでいます。

なぜそのような形の雲ができるのか、そのメカニズムはまだはっきりわかっていないようですが、土星の北極に六芒星(ヘキサゴン)ができていると考えると、とても興味深いものがあります。





〔名前について〕

ところでギリシャ神話では、土星の守護神は農耕の神クロノスとされています。

ラテン語ではサトゥルヌスで、この名前が英語で土曜を表すサターン(Saturn)の語源になったと言われています。

古代より中国では、五行説(木・火・土・金・水の要素)の中で、土の要素に土星は割り当てられています。

土星は、ギリシャ神話で農耕神という、土と切り離せない神様が守護神であり、中国でも土星は土の要素の天体とされており、洋の東西で「土」と関りの深い星というのが面白いですね。




〔サターン・リターン〕

「土」というイメージからも分かりますが、土星は占星術においてもどっしりとした重みのある星として認識されています。

しっかりとした土台を築いていくというイメージです。

生まれた時の土星の位置に再び戻ってくるのに約30年かかる星ですから、長期的に人生の構築を助けてくれる星です。




29才~30歳頃に土星が生まれた時の位置に戻ってくることを、「サターン・リターン」と呼んでいます。

人生のステージが新たに変わるという重要な時期と言われます。

生まれてから成長していき、青年期を迎え、いよいよ社会で大きく活躍していくという時期に、土星が太陽の周りを一周して還ってくるわけです。

仕事やパートナーシップ等いろいろな変化が起こり得る時期ではないでしょうか。

自分の過ぎ越し方を見つめ、これからのあり方を見つめる重要な時期だと言えるでしょう。




そしてさらに約30年後の59~60歳頃にもう一度サターン・リターンがやってきます。

定年退職の時期という方もいらっしゃるでしょうし、新たなパートナーシップを育む方もいらっしゃるでしょう。

第2の人生ともいうべき重要なステージの変化が訪れる時期です。

社会とのかかわり方も変化してくるかもしれません。

健康状態も気になるところです。

このようにサターン・リターンの時期というのは、いろいろと考えさせられる大きな節目ということが言えるでしょう。




〔占星術的意味〕

ところで、土星の占星術における意味としては、人生の土台を築いてくれる星であり、自分自身の思い描く人生を具体的に現実化していくという大切なことをサポートしてくれる星です。

しかしながら思う通りにいくとは限らないこの世の中で、壁にぶち当たったり、挫折したり、苦悩したりということがあるわけですが、それらの試練、課題といったことを与え、乗り超えていくことを土星はサポートしてくれます。




とても重要な存在ですが、人生を創造していくにあたっては忍耐や精進といったことが求められることも出てくるためか、土星は厳しい先生というイメージがあり、吉凶で言えば凶星と言われることが多かったわけですね。

しかし土星はとても頼りになる星であり、学び舎(まなびや)である地球では試練や課題といったことが重要であり、魂の成長のためには欠かせない要素ですから、土星は地球での転生を実りあるものにするために助けてくれる重要な先生といえるでしょう。




さらに土星は、人間関係やパートナーシップを現し、調和、つながりといったものをサポートしてくれる星でもあります。

土星の北極にある六芒星が象徴的だと思います。

六芒星は完全な調和や統合を現します。

そして土星を取り巻く環(わ)は、人と人、あるいは生きとし生けるものすべてがつながって1つになっている姿を連想させます。




土星が人生を築いていくことをサポートしてくれる先生であり、同時に人間関係等の調和をサポートしてくれる先生であるということは、他者との関わりや環境との関わりが、私たちの人生にとって、とても重要なことなのだということを教えてくれていると思います。




〔支配する星座〕

惑星にはそれぞれ支配する星座というものがありますが、土星は山羊座を支配します。

山羊座の影響の強い方は、土星の影響も強いと言えるでしょう。

堅実性、現実化の力、計画性と目標達成能力などを土星と山羊座がサポートしてくれるでしょう☆





〔土星の年齢域〕

土星のように太陽を1周するのに時間がかかる惑星の力を使いこなすには、年齢を重ねていった方がより楽にできるようになると思います。

土星は50歳代半ばから70歳代前半にかけて特に影響が強く、その力を発揮できると言われています。

そのため私たちが若い時には、土星は厳しい先生としての面が強調されて感じられるかもしれません。

しかし人生経験を積んでいくたびに、土星と寄り添っていけるようになっていきます。


皆様にとって、土星が大いなるサポーターとして感じられますように



土星がホロスコープのどのハウスに位置するかで、影響の仕方も違ってきます。
詳しくはこちらの記事をご覧ください








占星術師は古来、哲学者であり、ヒーラーであり、天の通訳でした。
基本的な占星術の知識の理解と、実際にご自分のホロスコープ等を使って、総合的に星を読む実践を積んでいきます
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