『天の川をまたぐ七夕の星たち ☆ ベガとアルタイル』

スターエンジェル

2020年07月07日 21:21

九州を中心に大雨による甚大な被害が出ておりますが、被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。

そして水害の犠牲になられた方々のご冥福をお祈りいたします。



さて、7月7日は七夕さまですね

中国の伝説がよく知られていますが、昔、天の王様（天帝）が自分の娘で機織りの得意な織姫（おりひめ）と、働き者の牛飼いの彦星（ひこぼし）を夫婦にしました。

2人はとても仲良く、楽し過ごしていましたが、楽しすぎてすっかり仕事をすることを忘れてしまいました(^○^)

そのため天帝は1年の内7月7日の1日だけ会うことが出来るようにしてしまいましたが、その1日を楽しみに2つの星は輝き続けているというお話ですね





ところで織姫の星は、琴座で一番明るいベガ（Vega）という恒星（こうせい）です。

そして彦星の星は、わし座で一番明るいアルタイル（Altair）という恒星ですね




ベガという名前は、アラビア語に由来しており、「急降下するわし」という意味があります。

ベガという恒星の性質は、どっしりと安定しています。

家族で言えば“枠“になるような存在ですね。

昔であれば父親的存在と言えたかもしれませんが、現代では父親が枠になるのか、母親が枠になるのか、あるいは子供の中の誰か、それはケースバイケースということになるでしょう。

いずれにせよベガとつながりの深い方は、家を支える存在、そして職場や地域でも頼りになる存在だと周りから認識されると思います。

もちろん、“琴”座の1等星ですので、音楽や創造的な才能をサポートしてくれます。

そして弁天様（サラスバティー）ともご縁の深い星ですよ





一方、アルタイルという名前もアラビア語に由来しますが、「飛翔するわし」という意味があります。

この恒星もまた素晴らしい星で、「宇宙の祭壇」という意味があります。

天上の存在達が祭壇に集まるということですね

アルタイルの影響の強い方は、神官や教師などスピリチュアルなつながりの中心となるでしょう。




ところでアラビアでは、ベガとアルタイルは、二羽のわしと呼ばれていました。

アルタイルが飛翔するわし、ベガが急降下するわしですが、まるで昇り龍と下り龍のようですね！





そしてその二つの星の間を天の川が流れているわけですが、この天の川は、私たちの太陽系も含まれる広大な「天の川銀河」を、その中から見ている姿なんですね。

ですから、アルタイルとベガの二羽のわしが、天の川銀河を飛び回っているというふうにも見えてきますね


みなさまにとって、素敵な七夕さまとなりますように








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