みなさんこんばんは(^.^)
今日の満月もスーパームーンですね☆
変容そして、もはや不要になったものを手放すよう促されるでしょう。
ふたご座の真実を見極めるエネルギーが降り注ぎます。
さて、先月のスーパームーンの14日に高野山で、不動明王許可灌頂(こかかんじょう)がダライラマ法王により授けられました。
灌頂とは、密教で行われる儀式で、戒を授かる場合や仏様との縁を結ぶとき、また修行者が一定の地位に上がる時に受けるイニシエーション(通過儀礼)のことです。
水を使います。
そして許可灌頂は、本灌頂を受ける前に受けるものだそうです。
不動明王は、仏陀・観音菩薩・ターラ菩薩・不動明王の4尊の中の1尊であり、障りを失くす仏様というお話しでした。
修行において一切の支障が起きないように、心の奥底からの祈願をダライラマ法王そして僧侶の皆様がして下さいます。
『仏法僧(ぶっぽうそう)に帰依(きえ)すること。
解脱に至るために帰依をするということ』
『有情(衆生の意)を救済するために自分の一切智を求めることを菩提心という。帰依と発菩提心(ほつぼだいしん)について皆さんはよく考えてください。帰依の対象について仏陀・自分・帰依そのものの観点から分析してみて下さい』と仰いました。
『帰依の対象の実体(仏陀)や帰依をしている自分そのものの実体、帰依をしているという行為そのものも実体としては存在していない。心の中には様々な表れとして出てくる。また自分という何よりも大事な自分にとらわれている。例えばかげろうのように実体はないという認識が必要。世俗のレベルにおいてのみ名前が与えられた存在として実体があるように思われるが、真の姿ではない』
また『利他行をするのに何をすべきで、何をすべきでないかをきちんと理解すべき』とも仰いました。
灌頂の過程に付いていくので精一杯でしたが、とても印象深く残っているのが、自分を本尊として立ち上げるということでした。
今回の場合は、不動明王を立ち上げるということですね。
『自分自身が本尊であると自信を持たなければならない』と仰いました。
そして不動明王のマントラが与えられました。そのマントラを唱える許可を与えられたわけです。
それからダライマラ法王と一体化した不動明王をイメージし、そこに祈願を行います。
そうして自分が利他をすることが何の努力もなくできるようになる力が与えられるというお話しでした。
最後に黄色い水を頂いて、頭頂・心臓・喉の3ヵ所に付けました。
灌頂ですね☆
不動明王について学ぶことも大切ですが、この灌頂のように不動明王と一体となり感じることも、とても大切だと思いました。
言葉では言い表せないことを実際に体感して体得するというところが、密教の素晴らしいところでしょう。
僧侶の方々の読経により空間が荘厳(しょうごん)され、素晴らしい空気の中で灌頂が行われました。
ダライラマ法王の数々のメッセージが心を打ちました。
きっと会場に集まった方の中に過去生においてご縁のある方が何人もいらっしゃるでしょう。
素晴らしい機会をお釈迦様が与えて下さったことに感謝しています。
次回は横浜でのダライラマ法王の講演会のお話を☆