2017年05月14日
『 安陪清明神社 ☆ 大陰陽師生誕の地 』
こんにちは(^v^)
今日は五月晴れ。気持ちいいですね♪
さて、先日ブログで書きました大阪阿倍野にある「阿倍王子神社」の末社として数十メートル離れたところに「安倍清明神社」があります。

京都の清明神社がよく知られていると思いますが、この阿倍野の「安倍清明神社」は安倍清明の“誕生地”と言い伝えられています。

こぢんまりとしていて、落ち着いてお参りのできるいい神社だと思います。
鳥居をくぐると右手に清明の父である安倍保名(あべのやすな)の名を冠した「泰名(やすな)稲荷神社」があります。

清明の母は、葛之葉稲荷大神として阿倍王子神社にお祀りしてあります。
お稲荷様とのご縁が安倍家は深いのでしょうか。
稲荷神社と向かい合って手水舎(てみずしゃ)がありますが、龍が出迎えてくれますよ!

稲荷神社の先に大きな“鎮石(しずみいし)”があります。

安倍清明神社のHPによりますと、古代、船のいかりとして使ったそうですが、安産を祈願して帯を「しめる」(鎮める)と掛け、“孕み(はらみ)石“(妊娠している状態)とも呼ばれるそうです。
この神社は、安産を祈る神社でもあるんですね。
その先には“産湯井(うぶゆい)の跡”があり、清明の産湯に使ったという井戸を再現してあります。

本殿では静かな環境の中ゆっくりとお参りすることが出来ました。


清明を祀る神社にお参りすることで、安倍清明とのつながりを持つことができますね。
清明のサポートを得て、人生に魔法を取り入れていきたいものです)^o^(
また、この神社には占いのコーナーもありますが、時間帯が13:00~17:00で間に合いませんでしたので、次に訪れる際にはぜひ!と思っています。
陰陽師・安倍清明の神社らしくていいですね☆
ところで、清明にはいくつもの伝説が残っていますが、それだけ傑出した陰陽師だったということでしょう。
一つ、二つ、エピソードをご紹介したいと思います。
『 権勢を誇った藤原道長が登場する話ですが、道長は自分が建立しているお寺を見に、白い犬と共に出かけたところ、その犬が寺の前で吠えたり、衣をくわえたりするので、道長は何かあると思い清明を呼び出しました。

清明は、犬は神通力を持つため危難を知らせたのだと言います。
そして土を掘ってみると土器を二つ合わせた呪いの道具が出てきました。
清明は、紙を鳥の形に結んで術を掛け、空に放ちました。
するとその紙の鳥は白鷺(しらさぎ)となり飛んでいきました。
後を追うと、これまた強力な陰陽師であった蘆屋道満(あしや どうまん)の住まいに落ちました。
呪いを依頼したのは道長のライバルである藤原顕光(あきみつ)でしたが、道満は捉えられ生国の播磨の国へ戻されました。』
(『宇治拾遺物語』より)
清明は式神(しきがみ)を使ったと言われています。
紙の鳥に霊力を吹き込んで生き物として使うわけですね。
まさに魔術師ですが、この本来生き物ではないものに命を吹き込むというのは、現代でも例えば“夏越の大祓“で人形(ひとがた)に切った紙を私たちの体にすり付けた後、その人形を川に流し罪穢れを払うという形で残っていますね。
人形は私たちの分身となって罪穢れを背負って川に流されるわけです。
もう一つ興味深いエピソードがあります。
『 今は昔、位の高い僧侶が重病の床にありました。
弟子たちが祈祷しても良くならないので清明を呼びました。
清明は陰陽道の最高神であり、冥府の神である“泰山府君(たいざんふくん)”の祭をするとよいと言いますが、病状を占ったところ、この高僧の身代わりに一人の僧侶を差し出して、泰山府君にお祈りすれば、あるいは願いが叶うかもしれないと言います。
弟子たちは病床の師匠を嘆き悲しみはしますが、誰も身代わりになって自分の命を投げ出す人はいませんでした。
すると、長年仕えていた普段は目立たない一人の僧侶が申し出ました。
「私は歳も人生の半分を超え、また貧しいので今後善根を積むというのも難しいから、同じ死ぬのであれば師匠のために死のうと思います。」
そこで清明は祭文にその僧侶の名を記して泰山府君の祭を執り行いました。

高僧は、身代わりとなった僧侶の心を長年知ることがなかったと泣きました。
それから高僧の容体はよくなっていきました。
身代わりになった弟子は念仏を唱え、心静かに旅立ちを待ちましたが、翌朝になってもまだ生きていました。
そこに清明が現れて、「 師匠の命は大丈夫です。心配いりません。そして弟子の命も大丈夫です。二人とも助かりました。」と伝えたのです。
師匠と弟子はとても喜び、“泣くこと限りなし”だったそうです。
泰山府君が弟子の事を哀れに思い、師匠と共に助けて下さいました。
その後、師匠はその弟子に重きをおくようになり、二人とも長生きしたといいます。』
(『今昔物語集』より)
「 献身 」という言葉が浮かびます。
冥府の神である泰山府君の御力により僧侶たちは助かったわけですが、清明の祈りの力というものも、とても強力であったろうと思います。
弘法大師空海と同じように奇跡の伝説が数多く残っている安倍清明。
この巨人の仕事について知ることは、日本のスピリチュアルな世界を理解するのに必要なことなのではないかと思います。
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今日は五月晴れ。気持ちいいですね♪
さて、先日ブログで書きました大阪阿倍野にある「阿倍王子神社」の末社として数十メートル離れたところに「安倍清明神社」があります。

京都の清明神社がよく知られていると思いますが、この阿倍野の「安倍清明神社」は安倍清明の“誕生地”と言い伝えられています。

こぢんまりとしていて、落ち着いてお参りのできるいい神社だと思います。
鳥居をくぐると右手に清明の父である安倍保名(あべのやすな)の名を冠した「泰名(やすな)稲荷神社」があります。

清明の母は、葛之葉稲荷大神として阿倍王子神社にお祀りしてあります。
お稲荷様とのご縁が安倍家は深いのでしょうか。
稲荷神社と向かい合って手水舎(てみずしゃ)がありますが、龍が出迎えてくれますよ!

稲荷神社の先に大きな“鎮石(しずみいし)”があります。

安倍清明神社のHPによりますと、古代、船のいかりとして使ったそうですが、安産を祈願して帯を「しめる」(鎮める)と掛け、“孕み(はらみ)石“(妊娠している状態)とも呼ばれるそうです。
この神社は、安産を祈る神社でもあるんですね。
その先には“産湯井(うぶゆい)の跡”があり、清明の産湯に使ったという井戸を再現してあります。

本殿では静かな環境の中ゆっくりとお参りすることが出来ました。


清明を祀る神社にお参りすることで、安倍清明とのつながりを持つことができますね。
清明のサポートを得て、人生に魔法を取り入れていきたいものです)^o^(
また、この神社には占いのコーナーもありますが、時間帯が13:00~17:00で間に合いませんでしたので、次に訪れる際にはぜひ!と思っています。
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ところで、清明にはいくつもの伝説が残っていますが、それだけ傑出した陰陽師だったということでしょう。
一つ、二つ、エピソードをご紹介したいと思います。
『 権勢を誇った藤原道長が登場する話ですが、道長は自分が建立しているお寺を見に、白い犬と共に出かけたところ、その犬が寺の前で吠えたり、衣をくわえたりするので、道長は何かあると思い清明を呼び出しました。

清明は、犬は神通力を持つため危難を知らせたのだと言います。
そして土を掘ってみると土器を二つ合わせた呪いの道具が出てきました。
清明は、紙を鳥の形に結んで術を掛け、空に放ちました。
するとその紙の鳥は白鷺(しらさぎ)となり飛んでいきました。
後を追うと、これまた強力な陰陽師であった蘆屋道満(あしや どうまん)の住まいに落ちました。
呪いを依頼したのは道長のライバルである藤原顕光(あきみつ)でしたが、道満は捉えられ生国の播磨の国へ戻されました。』
(『宇治拾遺物語』より)
清明は式神(しきがみ)を使ったと言われています。
紙の鳥に霊力を吹き込んで生き物として使うわけですね。
まさに魔術師ですが、この本来生き物ではないものに命を吹き込むというのは、現代でも例えば“夏越の大祓“で人形(ひとがた)に切った紙を私たちの体にすり付けた後、その人形を川に流し罪穢れを払うという形で残っていますね。
人形は私たちの分身となって罪穢れを背負って川に流されるわけです。
もう一つ興味深いエピソードがあります。
『 今は昔、位の高い僧侶が重病の床にありました。
弟子たちが祈祷しても良くならないので清明を呼びました。
清明は陰陽道の最高神であり、冥府の神である“泰山府君(たいざんふくん)”の祭をするとよいと言いますが、病状を占ったところ、この高僧の身代わりに一人の僧侶を差し出して、泰山府君にお祈りすれば、あるいは願いが叶うかもしれないと言います。
弟子たちは病床の師匠を嘆き悲しみはしますが、誰も身代わりになって自分の命を投げ出す人はいませんでした。
すると、長年仕えていた普段は目立たない一人の僧侶が申し出ました。
「私は歳も人生の半分を超え、また貧しいので今後善根を積むというのも難しいから、同じ死ぬのであれば師匠のために死のうと思います。」
そこで清明は祭文にその僧侶の名を記して泰山府君の祭を執り行いました。

高僧は、身代わりとなった僧侶の心を長年知ることがなかったと泣きました。
それから高僧の容体はよくなっていきました。
身代わりになった弟子は念仏を唱え、心静かに旅立ちを待ちましたが、翌朝になってもまだ生きていました。
そこに清明が現れて、「 師匠の命は大丈夫です。心配いりません。そして弟子の命も大丈夫です。二人とも助かりました。」と伝えたのです。
師匠と弟子はとても喜び、“泣くこと限りなし”だったそうです。
泰山府君が弟子の事を哀れに思い、師匠と共に助けて下さいました。
その後、師匠はその弟子に重きをおくようになり、二人とも長生きしたといいます。』
(『今昔物語集』より)
「 献身 」という言葉が浮かびます。
冥府の神である泰山府君の御力により僧侶たちは助かったわけですが、清明の祈りの力というものも、とても強力であったろうと思います。
弘法大師空海と同じように奇跡の伝説が数多く残っている安倍清明。
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Posted by スターエンジェル at 15:45│Comments(0)
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