目黒不動尊から歩いて数分のところに「成就院(じょうじゅいん)」 というお寺がありますが、”蛸(たこ)薬師“として親しまれています。


『目黒の蛸薬師(たこやくし)』



江戸時代にはとてもにぎわっていたようです。


『目黒の蛸薬師(たこやくし)』


蛸と薬師如来と、どうつながるのだろうかと不思議に思いましたが、ちゃんとしたいわれがありました(そりゃそうだ^.^! )



天台宗の開祖”最澄(さいちょう)”の弟子である、慈覚大師円仁(えんにん)は若いときから眼病を患っており、40歳のとき、自ら薬師如来の小さなお像を刻んだといいます。

遣唐使として入唐した際もこのお像を身に着けていたそうです。

9年余りの唐での学びを終え、船で帰国の途中に海が荒れたので、その薬師如来のお像を海の神様に献じたところ、無事危機を乗り越え筑紫の港に辿り着くことができたそうです。

帰国した後、円仁は諸国を巡礼する中、肥前(佐賀県)の松浦に行った際に何やら海上に光を放つものを見つけました。

よく見ると帰国の途にて海の神様に捧げた薬師如来のお像が、“蛸(たこ)”に乗って浮かんでいるではありませんか!(*^_^*)!

きっと円仁は感涙にむせんだことでしょう。


『目黒の蛸薬師(たこやくし)』


その後目黒の地を訪れた際に、諸病平癒を祈願して、そのお像の姿をそのままに、もっと大きな薬師如来像を一刀三礼(いっとうさんらい・一回彫る毎に三度礼拝するの意味)し、身に着けていたお像をその胎内に秘仏として納めたそうです。

そうして蛸薬師如来として祀られました。

それから現代まで1200年近くにわたって信仰されてきたわけですね☆

蛸薬師では一年に一度、秘仏の公開があるそうですよ。



さて、こちらのお寺では「おなで石」と呼ばれる4~5㎝ほどの長さの石を戴くことができます。


『目黒の蛸薬師(たこやくし)』


この石を体に当てて、お薬師様の御真言(ごしんごん)を唱えることで諸病が癒されるんですね。

御真言は「おん ころころ せんだり まとうぎ そわか」です。

おなで石は手のひらに収まるちょうどいい大きさなんですよね(^.^)

お薬師様とつながることで健康に生きていくことができる、ほんとにありがたい仏様ですね☆











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Posted by スターエンジェル at 12:46│Comments(0)聖地探訪
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