2月28日に熊本の木原不動尊(長寿寺)で執り行われた「採灯護摩(さいとうごま)」に行ってきました。
この御祭は屋外で行われる大規模な護摩炊き(ごまだき)です。

護摩炊きとは密教で行われる法要で、護摩木(ごまぎ)を井桁に組んで火を燃やします。
屋外で行われる採灯護摩の場合は丸太を使ったりもしますが、その火の中にご本尊をお迎えして、煩悩や不浄を焼き尽くしてもらい、また仏様にお願いごとも行います。
長寿寺はご本尊が不動明王ですので、お不動様をお招きすることになりますね。
参詣者は護摩木にお願いごとを書いてそれを燃やしてもらうことができます。
お経やご真言が唱えられ、火は燃え盛り、何とも言えない荘厳な雰囲気が漂います。
火が少し収まってきたら、修験者の方たちがまだ燃えている火に護摩木を乗せて、その上を渡っていかれます。
これが「火渡り」と言われるものです。
火生三昧(かしょうざんまい)とも言いますが、お不動様の知恵の火をもって、煩悩の火を焼き尽くすという意味があります。

修験者の方たちが渡られた後は、火をもっと静めてから参詣者が渡ります。
火渡り希望者はまさに長蛇の列でした。
年に一回の大祭は、とても参詣者が多いですね~)^o^(
このような御祭に大勢の方が集まるというのは、信心があって素晴らしいことだなあと思います。
お天気にも恵まれた採灯護摩となりましたが、あの場で参詣者の皆さんがお不動様と一体となったということですね。
素晴らしいことだと思います(*^_^*)
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