感情の二つの分類について『思いやること』(ダライラマ著・ジェフリーホプキンス編 東洋出版)より引用したいと思います。

「感情は、二つに分類できます。ひとつは、表現したり語ったりする必要があるもの。たとえば、憂うつな気持ちもそのひとつです。身近な人がなくなって、独り悲しみにくれているとしましょう。そんなとき、感情を隠すのではなく、友達に率直に話せば、押しつぶされそうな悲しみも耐えがたいものではなくなります。
もう一種類の感情には、怒り、強い執着、強い欲望が含まれます。こうした感情は表に出しても、和らぐことはありません。むしろ、その逆です。
たとえば、今日怒りを表現すれば、その怒りは明日にはさらに力を増しているでしょう。しかし、最小限に抑えようとすれば、弱まっていきます。」

「感情は、二つに分類できます。ひとつは、表現したり語ったりする必要があるもの。たとえば、憂うつな気持ちもそのひとつです。身近な人がなくなって、独り悲しみにくれているとしましょう。そんなとき、感情を隠すのではなく、友達に率直に話せば、押しつぶされそうな悲しみも耐えがたいものではなくなります。
もう一種類の感情には、怒り、強い執着、強い欲望が含まれます。こうした感情は表に出しても、和らぐことはありません。むしろ、その逆です。
たとえば、今日怒りを表現すれば、その怒りは明日にはさらに力を増しているでしょう。しかし、最小限に抑えようとすれば、弱まっていきます。」