アシュタール熊野・天河ツアーに参加して、速玉大社巡礼の次は熊野本宮大社をお参りしました。

鳥居の先には階段が続きますが、厳かな雰囲気が漂っています
階段を昇ると立派な神門があり、そこをくぐると玉砂利が敷き詰められた境内に社殿が並んでいます。

正面の社殿には主祭神の家津美御子大神(けつみみこのおおかみ)がお祀りしてあります。
家津美御子大神はスサノオノミコトと同神と言われています。
神門をくぐって正面にあるスサノオノミコトの社殿の向かって左側にひときわ大きな社殿があり、速玉大神(はやたまのおおかみ)と夫須美大神(ふすみのおおかみ)が祀られています。
速玉大神はイザナギノミコト、夫須美大神はイザナミノミコトと言われています。
さらにスサノオノミコトの社殿の向かって右側の社殿には天照大神(あまてらすおおかみ)が祀られています。
熊野本宮はイザナギ・イザナミ・アマテラス・スサノオと、天津神のファミリーをお祀りしてあるわけですね
速玉大社にも那智大社にも、天津神ファミリーはお祀りされていますが、本宮大社は各社殿が横一列に並んでいて、最も“ファミリー“を感じやすい場所だなあと思いました。
本宮大社は神聖で厳かな空気を感じます。
ですが、同時に穏やかさもあり、長い年月を通して捧げられた人々の信仰というものを感じさせる神社だと思います。
本宮大社は元々は熊野川、音無川、岩田川の合流点となる中洲に造られており、「大斎原(おおゆのはら)」と呼ばれていました。
そこの社殿の多くが明治22年の大水害で流されてしまいました。
幸い、先ほどの天津神ファミリーの4社だけが残ったため、階段を百数十段上った高いところに改めて祀られたのが、今の本宮大社なんですね。
大斎原にはひときわ大きな鳥居があります。

ちょうど着物姿の人々が鳥居に向かって歩いておられたのですが、その光景がなんだか遠い昔にタイムスリップしたような不思議な感覚になりました
さて、本宮大社と関わりの深い宗教者として、時宗(じしゅう)の開祖の一遍上人(いっぺんしょうにん)が挙げられます。
一遍上人は本宮のスサノオノミコトの社殿の前で一心に祈ると、白髪で山伏姿の熊野権現が現れて、「一切衆生の往生は、阿弥陀仏によってすでに決定されていることなのです。あなたは信不信を選ばず、浄不浄を嫌わず、その札を配らなければなりません」というお告げがありました。
それが一遍上人にとっての覚醒の瞬間だったわけですね
そこから精力的に「南無阿弥陀仏」と書かれた念仏札を、信不信を問わず、善悪を問わず多くの人々に配っていかれました。
人々が共に念仏を唱える中で高揚し、踊り始めたところから“踊り念仏”に発展していったと言われています。
踊りながら念仏を唱えるというのは、ハートも開かれていいですね
時宗では熊野を聖地とするようになり、時宗が各地に広がっていくと共に熊野信仰も広がっていきました。
また熊野三山(本宮・速玉・那智)には“熊野比丘尼(くまのびくに)”と呼ばれる女性の仏教徒が存在し、「熊野参詣曼荼羅(くまのさんけいまんだら)」などの絵を使って熊野のありがたさを説く“絵解き(えとき)”を行い、熊野信仰を広げていったんですね。

さらに「熊野牛王宝印(くまのごおうほういん)」や「梛(なぎ)の葉」を配って、熊野三山の造営や修復のための資金を集めていました。
熊野牛王宝印は、本宮、速玉、那智とそれぞれの大社でデザインが違いますが、どれも八咫烏(やたがらす)を集めて文字としてあるところが共通しています。

本宮大社の牛王神符は、88羽の八咫烏を配置して「熊野寶璽」という難しい文字を形作っています。
右の列に縦に「熊野」と書いてあり、真ん中の字が「寶」、左が「璽」となります。
「寶璽」は「宝印」のことですね。
八咫烏がいっぱいで、ものすごい導き力ですね
牛王宝印には災難を免れ、病気が癒されるというありがたいご利益があります。
熊野信仰は女性の活躍で支えられていたという面も強かったわけですね。
熊野三山は全国に勧請(かんじょう)されて広がっていきました。
熊野三山協議会のHPには、各都道府県別の熊野神社の数が掲載してあります。
全国合計4776社とありますが、大変な数ですね!
熊野神社は非常にポピュラーな神社と言えます。
沖縄にもありますが、熊野灘から観音様のお浄土を目指して船出した人々が琉球に漂着したということもあったでしょう。
一番多いのは福島県で、次が千葉県。
熊本にも100余りの熊野神社があるというのを知り驚きました。
地元の熊野神社をお参りしていきたいと思います
熊野は古来より、黄泉の国(よみのくに)とされ、その熊野に行くことは蘇えることになると信じられ、おびただしい数の人々がお参りに来たわけですね。
古いエネルギーを手放し、再誕生する。
そんな素晴らしいことが起こるのが熊野であり、人々の信仰が奇跡を呼び起こしてきたのだと思います。
熊野三山とも、またじっくり訪れてみたい聖地です
”熊野・天河”に関する記事は、こちらをどうぞご覧ください

鳥居の先には階段が続きますが、厳かな雰囲気が漂っています

階段を昇ると立派な神門があり、そこをくぐると玉砂利が敷き詰められた境内に社殿が並んでいます。

正面の社殿には主祭神の家津美御子大神(けつみみこのおおかみ)がお祀りしてあります。
家津美御子大神はスサノオノミコトと同神と言われています。
神門をくぐって正面にあるスサノオノミコトの社殿の向かって左側にひときわ大きな社殿があり、速玉大神(はやたまのおおかみ)と夫須美大神(ふすみのおおかみ)が祀られています。
速玉大神はイザナギノミコト、夫須美大神はイザナミノミコトと言われています。
さらにスサノオノミコトの社殿の向かって右側の社殿には天照大神(あまてらすおおかみ)が祀られています。
熊野本宮はイザナギ・イザナミ・アマテラス・スサノオと、天津神のファミリーをお祀りしてあるわけですね

速玉大社にも那智大社にも、天津神ファミリーはお祀りされていますが、本宮大社は各社殿が横一列に並んでいて、最も“ファミリー“を感じやすい場所だなあと思いました。
本宮大社は神聖で厳かな空気を感じます。
ですが、同時に穏やかさもあり、長い年月を通して捧げられた人々の信仰というものを感じさせる神社だと思います。
本宮大社は元々は熊野川、音無川、岩田川の合流点となる中洲に造られており、「大斎原(おおゆのはら)」と呼ばれていました。
そこの社殿の多くが明治22年の大水害で流されてしまいました。
幸い、先ほどの天津神ファミリーの4社だけが残ったため、階段を百数十段上った高いところに改めて祀られたのが、今の本宮大社なんですね。
大斎原にはひときわ大きな鳥居があります。

ちょうど着物姿の人々が鳥居に向かって歩いておられたのですが、その光景がなんだか遠い昔にタイムスリップしたような不思議な感覚になりました

さて、本宮大社と関わりの深い宗教者として、時宗(じしゅう)の開祖の一遍上人(いっぺんしょうにん)が挙げられます。
一遍上人は本宮のスサノオノミコトの社殿の前で一心に祈ると、白髪で山伏姿の熊野権現が現れて、「一切衆生の往生は、阿弥陀仏によってすでに決定されていることなのです。あなたは信不信を選ばず、浄不浄を嫌わず、その札を配らなければなりません」というお告げがありました。
それが一遍上人にとっての覚醒の瞬間だったわけですね

そこから精力的に「南無阿弥陀仏」と書かれた念仏札を、信不信を問わず、善悪を問わず多くの人々に配っていかれました。
人々が共に念仏を唱える中で高揚し、踊り始めたところから“踊り念仏”に発展していったと言われています。
踊りながら念仏を唱えるというのは、ハートも開かれていいですね

時宗では熊野を聖地とするようになり、時宗が各地に広がっていくと共に熊野信仰も広がっていきました。
また熊野三山(本宮・速玉・那智)には“熊野比丘尼(くまのびくに)”と呼ばれる女性の仏教徒が存在し、「熊野参詣曼荼羅(くまのさんけいまんだら)」などの絵を使って熊野のありがたさを説く“絵解き(えとき)”を行い、熊野信仰を広げていったんですね。

さらに「熊野牛王宝印(くまのごおうほういん)」や「梛(なぎ)の葉」を配って、熊野三山の造営や修復のための資金を集めていました。
熊野牛王宝印は、本宮、速玉、那智とそれぞれの大社でデザインが違いますが、どれも八咫烏(やたがらす)を集めて文字としてあるところが共通しています。

本宮大社の牛王神符は、88羽の八咫烏を配置して「熊野寶璽」という難しい文字を形作っています。
右の列に縦に「熊野」と書いてあり、真ん中の字が「寶」、左が「璽」となります。
「寶璽」は「宝印」のことですね。
八咫烏がいっぱいで、ものすごい導き力ですね

牛王宝印には災難を免れ、病気が癒されるというありがたいご利益があります。
熊野信仰は女性の活躍で支えられていたという面も強かったわけですね。
熊野三山は全国に勧請(かんじょう)されて広がっていきました。
熊野三山協議会のHPには、各都道府県別の熊野神社の数が掲載してあります。
全国合計4776社とありますが、大変な数ですね!
熊野神社は非常にポピュラーな神社と言えます。
沖縄にもありますが、熊野灘から観音様のお浄土を目指して船出した人々が琉球に漂着したということもあったでしょう。
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お客様にとってのパワーゾーンを観ていきます
世界中のどこに力がみなぎる場所があるのか、そしていつ、どの場所に行くと良いのかなど、とてもワクワクする内容です
楽しくて力を得られる旅に出かけませんか

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恒星(こうせい)や惑星、星座からお客様に贈られるメッセージをお伝えします
ホロスコープは、神社のご神体の鏡と同じように、お客様ご自身の鏡です。
魂の本質や才能・美徳・得意な領域などを再確認して、ご自身の素晴らしさを改めて見つめて頂く機会となることを願っています

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魂の本質や才能・美徳・得意な領域などを再確認して、ご自身の素晴らしさを改めて見つめて頂く機会となることを願っています
