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Posted by おてもやん at
こんにちは(*^_^*)

昨日に引き続き『奇跡の脳』ジル・ボルト・テイラー著 竹内薫訳 新潮文庫の中から”脳卒中になってひらめいたこと”を引用してご紹介したいと思います。







「脳卒中によってひらめいたこと。右脳の意識の中核には、心の奥深くにある、静かで豊かな感覚と直接結びつく性質が存在しているんだ、という思い。右脳は世界に対して、平和、愛、歓び、そして同情をけなげに表現し続けているのです。」



「頭蓋の内側にいるのは”誰”なのかをハッキリと理解することによって、バランスのとれた脳が、人生の過ごし方の道しるべとなるのです。

私たちは、頭の中に正反対の性格を抱え込んで、いつも苦労しているようです。実際、私が話をしたことがある人はだれでも、自分の個性に相反する部分があることに敏感でした。

多くの人が、頭(=左脳)があることをしなさい、と伝えてくる一方で、心(=右脳)が全く反対のことをしろ、と伝えてくると話しています。中には、考えること(=左脳)と感じること(=右脳)を区別する人もいます。

また、頭の意識(=左脳)に対する、からだの本能的な意識(=右脳)について話す人もいます。

そしてもちろん、男性的な心(=左脳)に対する女性的な心(=右脳)というのもあります。」





さらに続きます。

「左右の脳がもつ両方の性格を育て、脳の両側の機能と個性をうまく利用し、人生の中で両方がお互いに支え合い、影響し合い、調節し合うようにできる人もいます。

でも、ほとんどの人は、どちらか一方に考え方が偏り、常に分析し、批判的になり、柔軟さに欠けるパターン(極端な左脳状態)を示すか、あるいは、周囲とほとんど現実を分かち合うことなく、ほとんどの時間を”うわのそら”(極端な右脳状態)で過ごしています。

二つの性格のあいだの健全なバランスを生み出すことによって、初めて、変化に対して柔軟に対応できる(右脳)認知力を持ちながら、同時に道を踏み外さず具体的に行動できる(左脳)ようになります。」





価値判断について。

「左脳は細部で頭が一杯で、分刻みのスケジュールで人生を突っ走ります。左脳はクソ真面目なのです。歯ぎしりしながら、過去に学んだことに基づいて決断を下します。一線を越えることなく、あらゆることを”正しい・間違っている”あるいは”良い・悪い”で判断します。あ、それから、その判断は私の場合眉の形にあらわれるんですよ。

右脳はとにかく、現在の豊かさしか気にしません。それは人生と、自分にかかわるすべての人たち、そしてあらゆることへの感謝の気持ちでいっぱい。右脳は満ち足りて情け深く、慈しみ深い上、いつまでも楽天的。右脳の人格にとっては、良い・悪い・正しい・間違いといった判断はありません。」






左脳も大事と彼女は言っています。

「わたしはたしかに、右脳マインドが生命を包み込む際の態度、柔軟さ、熱意が大好きですが、左脳マインドも実は驚きに満ちていることを知っています。なにしろわたしは、10年に近い歳月をかけて、左脳の性格を回復させようと努力したのですから。左脳の仕事は、右脳がもっている全エネルギーを受け取り、右脳がもっている現在の全情報を受け取り、右脳が感じているすばらしい可能性のすべてを受け取る責任を担い、それを実行可能な形にすること。

左脳マインドは、外の世界と意志を通じあうための道具(ツール)。ちょうど右脳マインドがイメージのコラージュ(さまざまな断片の集まり)で考えるように、左脳マインドは言語で考えてわたしに話しかけます。

脳のおしゃべりを利用することにより、人生の荒波を乗り越えることができるし、わたしのアイデンティティーも顕してくれるのです。左脳の言語中枢の、”わたしである”ことを示す能力によって、わたしたちは永遠の流れから切り離された、ひとつの独立した存在になります。全体から分離したひとつの個体になるわけです。」





彼女の本にはたくさんの叡智がちりばめられていますので、明日までかけて『奇跡の脳』をご紹介したいと思います。

明日は主に深いやすらぎを得るための方法をお伝えします。

今日も読んでいただきありがとうございました(#^.^#)

みなさま、よい週末をお過ごしください☆
  


Posted by スターエンジェル at 18:25Comments(0)ブログ