占星術では12ある星座を3つに区分けして観ていくという考え方があります。
①活動
牡羊座・蟹座・天秤座・山羊座が活動の区分に含まれます。
自ら行動し、積極的に取り組む姿勢がみられます。
物事を引っ張っていく力でもあります。
持続力という点では、努力が必要になることもあるでしょう。
②固定
牡牛座・獅子座・蠍座・水瓶座が固定の区分に含まれます。
継続する力、維持する力に優れ、コツコツと実績を積み、守り続けます。
安定感があります。
反面、急な変化への対応や新規事には二の足を踏む傾向があります。
③柔軟
双子座・乙女座・射手座・魚座が柔軟の区分に含まれます。
変化に柔軟に対応していきます。
むしろ変化の中にある方が、能力を発揮しやすいと言えるでしょう。
活動と固定の間の調整をすることができますが、表に立つことや同じことを繰り返すようなことは苦手と感じやすいでしょう。

〔画像はコチラからお借りしました〕
それぞれの区分の特徴は、もちろん1人の個人の中にあるわけですが、活動・固定・柔軟の性質の星座にそれぞれ天体がいくつ存在するかによって、その方の行動の特性というものが見えてきます。
10の天体を3区分で割ると、1つの区分に3~4の天体が平均ということになりますが、例えば活動の星座(牡羊座・蟹座・天秤座・山羊座)に天体が5つ以上ある方の場合は、とても行動的であり、何かをスタートさせることは得意でしょう。
しかしこの方にとって、何かプロジェクトを地道に継続させていくということは、大変かもしれません。
また、活動の星座の天体が少ない場合は、考えていることを行動に移すのがなかなか難しいかもしれません。
固定の性質の星座(牡牛座・獅子座・蠍座・水瓶座)に天体が多い方の場合は、維持することに関してとても長けています。
経済的にも手堅く増やしていくことができるでしょう。
しかし変化の多い環境、リーダーとして統率力が求められる場面は苦手に感じるかもしれません。
また固定の星座の天体が少ない場合は、コツコツ何かを続けていくという安定感が欠けているかもしれませんね。
柔軟の性質の星座(双子座・乙女座・射手座・魚座)に天体が多くある方は、例えば人と人との間を取り持つことや、交渉事、取りまとめ役、相談にのることなどに素晴らしい能力を発揮するでしょう。
しかし自分で何かを決断しなければならないといったことになると、躊躇(ちゅうちょ)してしまう傾向があるかもしれません。
また柔軟の星座に天体が少ない場合は、人や環境に合わせるということに抵抗が強いかもしれません。
その区分に天体が多いか、少ないかということはその方の個性ともなりますが、個人の中で3区分のバランスがどのようであるかということを理解することが大切なことだと思います。
1つの区分に偏っている場合は、その区分の特性を生かすことと同時に、その区分の特性ばかり使っていないかということを見て、他の区分の特性も取り入れていくことで、全人的なバランスが取れてくるでしょう。
家族や職場など複数の人が集まる集団の中においては、それぞれの個性を生かしていくことを考えていくと素晴らしいと思います。
例えば、職場の中で活動的な人が多い場合は、活気があり、業績も波に乗るとどんどんと上昇するかもしれません。
それは良いことですが、書類作りや会計処理、顧客のアフターフォロー、人材育成など地道で根気のいる仕事もとても重要ですよね。
それにはやはり組織を下支えしてくれるような、安定感のある固定の性質をしっかりと持っている方の活躍が求められます。
また、人の集まるところ、様々なトラブルが発生するのは避けては通れませんが、柔軟性のある人材がうまく調和を図る解決策を見出し、仕事を円滑に進めることができるように貢献してくれるでしょう。
それぞれの人の行動スタイルの特徴を生かしていくことで、いろいろな事態に対応できる組織を創っていくことができると思います。
また、家庭においても例えば、固定の性質の星座の太陽や月をもった家族が一人もいない場合、貯蓄をコツコツ行っていこうと思う人がいないかもしれません。
ですが、家族の行動の特性が分かると、この家に欠けている性質、また過剰にある性質というものも観えてきますから、そこで必要な加減をしていくとよいのではないでしょうか。
これはとても重要なことだと思います。
もちろん、パートナーとの2人だけの関係においても、お互いの行動スタイルの性質のバランスを知ることは、協力関係を築くのにも役立てることができるでしょう。
3区分、とても面白いですね(^_-)/
出生のホロスコープに出ている区分の特性は基礎となるものですが、それだけではなく、天体同士の角度(アスペクト)によって天体の働きも違ってきますから、そこも考慮する必要があります。
さらに、天体は日々動きますから、その時その時、どの性質の星座に天体が集まっているか分かりません。
出生図では活動の星座に天体が少ない方でも、今現在の天体の配置が活動の星座に集まっていたりすると、行動力を発揮するよい機会となるわけですね。
反対に元々活動星座に天体が多い方は、そういう場合、活動的過ぎないように適度に抑制していく必要があるかもしれません。
新月や満月などエネルギーの強い星回りの時に、その星回りは自分にとって、3区分のどの性質をパワーアップしてくれるのか、または抑制する必要があるのかなども観ていくと面白いと思いますよ♪
2017/07/16
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