みなさんこんばんは(*^_^*)
昨日は熊本市富合にある「木原不動尊(雁回山 長寿寺)」 の春の大祭に行ってきました(^<^)
毎年2月28日に行われる大祭では採灯大護摩供(さいとうだいごまく)が厳修(ごんしゅう)されます。
午前と午後の2回行われますが、午前は9:30頃より始まりました。

導師様が護摩供の作法を進めていかれます。
「法斧(ほうふ)の儀」では修験者の方が斧をもって場を浄め、「法弓(ほうきゅう)の儀」では四隅に弓を放って結界を張り、「宝剣(ほうけん)の儀」では導師様が魔を祓い清浄な道場となさいました。

それから護摩壇に松明で点火され、ものすごい量のけむりが修験者、参拝者を飲み込みました。
般若心経や不動明王のご真言などの読経が続きます。
途中、大きなうちわで火をあおぐ儀式もありました。
願い事を書いた護摩木がたくさん火の中に投入されます。
護摩木は神仏へのお供え物なんですね☆
そうして法螺貝(ほらがい)の音が鳴り響く中、護摩炊きは終わりましたが、その後に導師様、修験者の方々が炭からまだ炎が立ち上っている中を歩いて渡る「火渡り」をなさいました。
荒行ですねー!
その後火が鎮まったところで一般の方の火渡りが行われました。
かなりの高齢の方も少なからず渡っておられました。
火渡りする方が転倒しないように修験者のみなさんが見守りや手助けをされていました。
しかしまだこれで終わりではありません。
火渡りの後に、釜茹での熱湯に大きな笹の葉を浸して、それを参拝者に振り回して湯を浴びせる「湯浴び」が何度も行われました。
ほどよい熱さで気持ちよかったです(^_-)
火傷はしませんよ(笑)
最後に煮立った釜の中に女性の修験者3人の方がお一人ずつ入り、座ってお唱えをされる「湯立て」という儀式がありましたが、さすがにこれは驚きました)^o^(
参拝者から自然と拍手が起きましたが、荒行ですねー!!
最後にその笹を一本ずつ皆さんに分けてくださいました。
この笹を頂くことで健康に過ごせます。
修験者の方にこの笹をどのように祀るとよいか尋ねたところ、「玄関または神棚で」と教えて頂きましたので、帰ってさっそく神棚にお祀りしました。
護摩炊きのご本尊は不動明王ですが、笹を神棚に祀るというところが、神仏混合で密教らしいなあと思います(*^_^*)

この採灯護摩供があると、いよいよ春がくるな~という気持ちになります。
お不動様の炎で生きとし生けるものが浄化され、幸せになりますように☆