みなさんこんばんは(*^_^*)
陰陽道(おんみょうどう)と真言・天台の密教の密接なつながりについて見ていきたいと思います。
陰陽道は古代から日本に少しずつ入ってきていましたが、平安時代に最澄と空海が唐からもたらした密教との間で特に融合が進みました。
その1つは「星祭り」が挙げられます。
もともと陰陽道では星を神として祀っていました。
北辰(北極星)は古来中国で宇宙の最高神である「天帝」として崇められていました。
北斗七星は“天帝の乗り物“とも言われますが、時代と共に北極星と混同され、北辰が両方を指すようになったようです。
陰陽道では「玄宮北極祭」(げんぐうほっきょくさい)や「鎮宅霊符神祭」(ちんたくれいふじんさい)、「泰山府君祭」(たいざんふくんさい)として北辰を祀っていました。
それから「属星祭」(しょくしょうさい)というものもあります。
属星祭とは、その人の運命を司る星と言われる本命星(ほんみょうしょう)を祀るもので、生まれ年と日の干支により、北斗七星の7つある星の内のどれかの星が本命星となり、その人の運命を支配するとされます。
属星祭をすることで、除災招福・延命長寿を祈るわけですね☆
北斗七星は柄杓の形をしていますが、その器の部分から柄の方へ向かって名前を見ていくと、貪狼星(とんろうせい・おおぐま座α星のドゥーベ)→巨門星(こもんせい)→禄存星(ろくぞんせい)→文曲星(もんごくせい)→廉貞星(れんじょうせい)→武曲星(むごくせい)→破軍星(はぐんせい)となります。

一方の密教でも北斗七星の本命星と、日月五星(太陽・月・水星・金星・火星・木星・土星)に羅睺星(らごうせい・インド占星術ではラーフ・西洋ではドラゴンヘッド)と計都星(けいとせい・インド占星術ではケートゥ・西洋ではドラゴンテイル)を加えた九曜(くよう)をご供養する「星供養」を行い、長寿福貴を祈ってきました。

この九曜の中で、人によって違いますがその年々に定められた吉凶の星のことを「当年星」(とうねんじょう)といいます。
例えば平成元年生まれの方の場合、今年平成29年は「土曜星」となります。
毎年移り変わっていきますが、その年の自分の当年星を供養することで、一年の運気の向上を祈るわけですね。

特にこの当年星の供養は、節分の日に「星祭り」として密教寺院でよく御祈祷が行われています。
護摩を焚いて、寺院よっては星曼荼羅に祈るところもあるでしょう。
その方の当年星が書かれたお札を受ける方もいらっしゃると思います。

密教においても北斗七星の本命星の供養というのは、陰陽道からつながっています。
それから、密教により星供養が盛んに行われることで、陰陽道の星祭りも共に盛んになっていったようです。
また北斗信仰として、密教では妙見菩薩(みょうけんぼさつ)を祀りました。
「北斗法」(ほくとほう),「妙見供」(みょうけんく),「尊星王法」(そんじょうおうほう)といった加持祈祷を行い北斗信仰も広がっていきました。
陰陽道と密教とが星への信仰や祈祷するということにおいて、お互いに影響を及ぼしながら、共に発展していったという姿が見えてきますね。
融合しやすい要素が互いにあるのだろうと思います。
他にも両者のつながりがありますので、また見ていきたいと思います。
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http://astrology.otemo-yan.net/e1033314.html
陰陽道(おんみょうどう)と真言・天台の密教の密接なつながりについて見ていきたいと思います。
陰陽道は古代から日本に少しずつ入ってきていましたが、平安時代に最澄と空海が唐からもたらした密教との間で特に融合が進みました。
その1つは「星祭り」が挙げられます。
もともと陰陽道では星を神として祀っていました。
北辰(北極星)は古来中国で宇宙の最高神である「天帝」として崇められていました。
北斗七星は“天帝の乗り物“とも言われますが、時代と共に北極星と混同され、北辰が両方を指すようになったようです。
陰陽道では「玄宮北極祭」(げんぐうほっきょくさい)や「鎮宅霊符神祭」(ちんたくれいふじんさい)、「泰山府君祭」(たいざんふくんさい)として北辰を祀っていました。
それから「属星祭」(しょくしょうさい)というものもあります。
属星祭とは、その人の運命を司る星と言われる本命星(ほんみょうしょう)を祀るもので、生まれ年と日の干支により、北斗七星の7つある星の内のどれかの星が本命星となり、その人の運命を支配するとされます。
属星祭をすることで、除災招福・延命長寿を祈るわけですね☆
北斗七星は柄杓の形をしていますが、その器の部分から柄の方へ向かって名前を見ていくと、貪狼星(とんろうせい・おおぐま座α星のドゥーベ)→巨門星(こもんせい)→禄存星(ろくぞんせい)→文曲星(もんごくせい)→廉貞星(れんじょうせい)→武曲星(むごくせい)→破軍星(はぐんせい)となります。

一方の密教でも北斗七星の本命星と、日月五星(太陽・月・水星・金星・火星・木星・土星)に羅睺星(らごうせい・インド占星術ではラーフ・西洋ではドラゴンヘッド)と計都星(けいとせい・インド占星術ではケートゥ・西洋ではドラゴンテイル)を加えた九曜(くよう)をご供養する「星供養」を行い、長寿福貴を祈ってきました。

この九曜の中で、人によって違いますがその年々に定められた吉凶の星のことを「当年星」(とうねんじょう)といいます。
例えば平成元年生まれの方の場合、今年平成29年は「土曜星」となります。
毎年移り変わっていきますが、その年の自分の当年星を供養することで、一年の運気の向上を祈るわけですね。

特にこの当年星の供養は、節分の日に「星祭り」として密教寺院でよく御祈祷が行われています。
護摩を焚いて、寺院よっては星曼荼羅に祈るところもあるでしょう。
その方の当年星が書かれたお札を受ける方もいらっしゃると思います。

密教においても北斗七星の本命星の供養というのは、陰陽道からつながっています。
それから、密教により星供養が盛んに行われることで、陰陽道の星祭りも共に盛んになっていったようです。
また北斗信仰として、密教では妙見菩薩(みょうけんぼさつ)を祀りました。
「北斗法」(ほくとほう),「妙見供」(みょうけんく),「尊星王法」(そんじょうおうほう)といった加持祈祷を行い北斗信仰も広がっていきました。
陰陽道と密教とが星への信仰や祈祷するということにおいて、お互いに影響を及ぼしながら、共に発展していったという姿が見えてきますね。
融合しやすい要素が互いにあるのだろうと思います。
他にも両者のつながりがありますので、また見ていきたいと思います。


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